居宅介護
居宅介護とは、居宅において、入浴、排せつ及び食事等の介護、調理、洗濯及び掃除等の家事並びに 生活等に関する相談及び助言、その他の生活全般にわたる援助を行う、障害福祉サ−ビスのひとつです。 対象者は、障害程度区分1以上(障害児にあってはこれに相当する心身の状態)である者。 →詳しい障害福祉サービスの内容は、厚生労働省の関連ページへどうぞ このサービスは、いわゆるヘルパーさんが自宅へ来てくれるサービスです。 けれど、このサービスは受けるにあたって、いざ「来てもらいたい!」と思っても、 「じゃあ、明日から・・・」なんて話にはなりません。 まずはお住まいの市町村への利用申請から始まり、いろいろ手続きをふんで、医師の意見書を提出し、 審査会による判定を待つことになります。 こうしてやっと介護給付の必要度を6段階で表す、障害程度区分が認定されます。 ちなみに私は、区分4です。 そして、地域のヘルパーステーションに登録し、ヘルパーさんに来ていただきます。 この事業所についても、自分で自分が住む地域の事業所を探し、自分で選ぶことになります。 ヘルパーさんに来てもらうようになって感じるのは、 「ヘルパーさんが来てくれる」=「何でもやってもらえて楽できる」 ではありませんでした。 ヘルパーさんはドラマとかで出てくるようなお手伝いさんではありません。 基本的に、自分自身でできることは、もちろんやります。そして家族でできることは、家族にフォローしてもらいます。 けれどそれでも、どうしてもできないことをヘルパーさんがフォローしてくれます。 私の場合は、主人は日中仕事でいない等の理由で、生活の中で困る内容を認められた範囲でお願いしています。 初めのうちは、他人が家に出入りすることに、抵抗を感じることもありました。 そして、どこまでが自分にできて、どこまでを家族にしてもらうのか。 ヘルパーさんにどこまでお願いできるのか。 そこの境目に悩み、ジレンマを感じることも、たまにあります。 その都度、事業所や役所と話し合って解決しています。 信頼できる事業所を見つけることができるか。ここが重要な所だと思います。 ヘルパーさんが来てくれるようになって、 洗濯物がたまり、着る服に困ったりすることはなくなりました。 食事については、調理をするための食材の下ごしらえ等を手伝ってもらい、あきらめていたメニューにも挑戦できるようになって、料理のレパートリーが格段に増えました。 入浴も訪問看護さんと連携して入れてもらえるようになったので 主人の仕事の帰りを待ち、主人の残業が続くと 「今日もお風呂に入れてもらえなかった」と泣いて、喧嘩することもなくなりました。 主人に依存し、頼りきった生活から脱却することができました。 この制度を利用するようになって、本当によかったです。 イキイキとした日常生活が送れるようになりました。 利用できるサービスは、利用しよう。そう思えるようになりました。 そうやって行動できるようになって、自分は強くなったな。と思います。 |
平成24年5月 |
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